マンガで民法判例がわかーる。

民法の重要判例をマンガで解説! 国家試験対策にチェックチェック♪

公務員試験・宅建士・行政書士試験に必須の民法判例をマンガで記憶しやすく、誰にでもわかりやすく判決内容を解説するブログですよ。
皆さまの試験対策にお役立てください(^O^)/

『建築中の建物の譲渡』をマンガで解説。 建物が不動産になる時期はいつ?

f:id:sibakiyo:20160228211753j:plain f:id:sibakiyo:20160221180445j:plain  f:id:sibakiyo:20160223081426j:plain f:id:sibakiyo:20160303220838j:plain

建築中の建物の譲渡解説マンガ1ページ

建築中の建物の譲渡解説マンガ2ページ

建築中の建物の譲渡解説マンガ3ページ

建築中の建物の譲渡解説マンガ4ページ

建築中の建物の譲渡解説マンガ5ページ

建築中の建物の譲渡解説マンガ6ページ

 昭和10年10月1日 所有権確認並家屋明渡請求事件 大審院 第二民事部判決

ポイントは?

 

この判例の分かり辛いところは、所有権を争っているはずなのに、なぜか「建物がいつから不動産になるのか?」が論点になっていることではないでしょうか。

 

なぜこのような論点が浮上するかというと、カラス田さんが作りかけていた家が不動産ではない場合は、その後パン田さんが家を建築することによって所有権を取得(原始取得)することになります。この場合はパン田さんの勝ちになるのです。

 

その根拠となる条文は次のとおりです。
民法246条「他人の動産に工作を加えた者(以下この条において「加工者」という。)があるときは、その加工物の所有権は、材料の所有者に帰属する。ただし、工作によって生じた価格が材料の価格を著しく超えるときは、加工者がその加工物の所有権を取得する。

 

つまり、パン田さんが家を建築(加工)することによって当然に所有権を取得する訳です。カラス田さんは何の権利も持っていないので、無権利者から権利を取得したハムちゃんの登記は無効になります。

 

ところが、カラス田さんの作りかけの家が不動産だとすると、どちらが先に登記をしたのか?が問題になってくるのですね。この場合は、先に登記をしているハムちゃんの登記が有効になるのです(競売手続き中という事情はここでは考慮しません)。

 

関連条文は?


民法 第177条
不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法 (平成十六年法律第百二十三号)その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。

 

民法第246条
1.他人の動産に工作を加えた者(以下この条において「加工者」という。)があるときは、その加工物の所有権は、材料の所有者に帰属する。ただし、工作によって生じた価格が材料の価格を著しく超えるときは、加工者がその加工物の所有権を取得する。 

          f:id:sibakiyo:20160228211753j:plain f:id:sibakiyo:20160221180445j:plain  f:id:sibakiyo:20160223081426j:plain f:id:sibakiyo:20160303220838j:plain
<本サイトについて>本サイトは宅建士、行政書士、公務員試験、司法書士などの国家試験対策、法学部学生の勉強に役立つ民法判例(主に民法判例百選で紹介されている判例を中心にピックアップ)をマンガでわかりやすく紹介しています。一般的には分かり辛い判決内容が誰でもわかるようになっています。皆さまの国家試験対策等にお役立て頂けましたら幸いです。なお、マンガ・文章を問わず無断転載・転用は禁止です。